H4Oに含まれる水素について
水素を体に届けることが老化や病気を防ぐ第一歩
近年、過剰な活性酸素が老化や病気の原因の一つと言われ、その活性酸素を消去する(酸化を防ぐ)物質が注目を集めています。体の中の酸化を防ぐ(錆びないようにする)ことを抗酸化といい「水素」は抗酸化物質として非常に優れた特性を持っています。定期的に水素を取り入れ体の酸化を防ぐことが、老化や病気の予防、改善につながります。
水素の優れた特性とは
- 人体に必要な活性酸素を消去しない
- 細胞などを傷つける力が非常に強い活性酸素だけを消去する
- 細胞膜や細胞内のミトコンドリアに入れる唯一の抗酸化物質
水素は人体に必要な活性酸素を消去しない
体内に発生する活性酸素が全て悪いわけではありません。強い殺菌力で体内に侵入してきた細菌やウィルスを退治してくれたり解毒作用があったりと、体を守ってくれる良い面もあります。ただし、過剰に発生すると自らの遺伝子や細胞膜を傷つけてしまいます。抗酸化物質の中には活性酸素に対する反応が強すぎて人体に必要なものまで消去してしまい、逆に悪影響を及ぼすことがあります。
水素は人体に必要な活性酸素を消去することはなく細胞などを傷つける力が非常に強いヒドロキシルラジカルという活性酸素を除去して遺伝子、細胞、血管を守ります。
活性酸素が発生する要因
- 紫外線
- エックス線
- 食品添加物
- ストレス
- ミネラル不足
- 激しいスポーツ
- 腸内細菌
- ケガや傷
- 化学物質
- お酒
- たばこ
水素は細胞膜や細胞内のミトコンドリアに入れる唯一の抗酸化物質
人も動物も生きていくために呼吸をし酸素を取り入れています。体の細胞一つ一つが酸素を取り入れ細胞内のミトコンドリアが栄養素と酸素を結びつけエネルギーを作り出します。その時使われなかった酸素が酸化して活性酸素が作られます。
細胞内のミトコンドリアにはDNAが存在しており、過剰な活性酸素がこのDNAを変容させることが老化や病気の原因の一つとされています。他の抗酸化物質では細胞内のミトコンドリアには作用できないので水素でなければDNAを変容させる活性酸素を消去することができないのです。
もともと人体には活性酸素を無害にするSOD(スーパーオキサイドディスムターゼ)という抗酸化酵素が備わっていますが、環境やストレス、加齢などにより減少していくので年齢が高い人ほど活性酸素の悪影響がでてきます。老化や病気を予防、改善するためには安全で効果的な抗酸化物質を積極的に取り入れ体の酸化を防がなければなりません。そういう意味において水素は最も適した物質なのです。
水素を摂取して大丈夫?
水素は体内を構成している原子で化学合成製品ではありません。また、厚生労働省の定める食品添加物にも認められています。様々な研究成果も発表され医療機関での臨床実験もあり安全性も証明されています。
NHKニュースで水素の研究結果が報道されました
2007年5月8日、NHKのニュースで「体内の活性酸素を水素が除去する」という内容で水素の研究結果が取り上げられました。この研究は日本医科大学の太田成男教授グループがアメリカの医学雑誌「ネイチャー・メディシン」で発表したもので、水素が老化や生活習慣病の予防、脳こうそくの抑制効果に使用出来る可能性があるとのことです。
研究グループは細胞内の活性酸素が水素でどれくらい除去されるか実験したところ、細胞などを傷つける力が非常に強い「ヒドロキシルラジカル」という活性酸素の量が水素がごく微量存在するだけで、およそ60%減ることを確認したということです。さらに、症状の悪化に活性酸素がかかわっているとされる脳こうそくを起こしたラットに水素濃度が2%のガスを吸わせたところ、脳の障害を受けた部分の体積は1日後におよそ半分にとどまったということです。
太田教授は「水素は薬が届きにくい細胞の中まで行き渡らせることが容易で低い濃度であれば安全な気体だ。老化や生活習慣病の予防や、脳こうそくなどの新しい治療につながる可能性がある」と話しています。